釘を読むポイント
釘の配置は、メーカーや機種によって多少違いますが、基本的な構成はほとんど同じです。
まずパチンコで調整されやすい釘は、「ワープルート・風車釘・ヨロイ釘・スルーチャッカー周辺釘・道釘・ジャンプ釘・ヘソ釘・アタッカー周辺釘」です。
新台入替やイベントの時、釘師が特に調整するのが、「ヘソ釘」と「風車釘」と「よろい釘」です。
なぜかと言うと、この3点の釘調整で十分に回転数を調整できるからです。
そしてもう一つ注意したいのが、スルーチャッカーです。
最近の機種はヘソから入る玉と電チューから入る玉とでは、出玉のある確変割合が変わってくるからです。
スルーチャッカーは、電チューの抽選をするとこなのでここに玉が入らないと抽選されないので、電チューが開きません。
つまり、せっかく確変を引いても突然確変や潜伏確変の抽選割合が多くなり出玉が増えないということになります。
ですからこの4つの部分は必ず見るようにしましょう。
それでは、釘がどちらを向いていればプラス調整なのか、重要な順番にご説明いたします。
重要ポイント1 『ヘソ釘(命釘)』
基本的にヘソ釘が一番重要で、まずヘソ釘が開いていないと回りません。
スタートチャッカーの上にある2本の釘のことです。
命釘は広くやや斜め上に上がっている状態が良く、極端な上げ下げがなければOKです。
回転数を大きく左右する最も重要な部分です。
ヘソ釘は椅子の背もたれの位置から見て釘の根本が見えていたら開いている状態です。
通常営業で期待値が2万円以上に釘調整にしている店は少ないです。
超優良店の店舗は資金力がある店ですので、何台かはプラス調整にしている可能性もあります。
店長や釘師は、ヘソ釘の調整を0.25ミリ間隔で開けていきます。
▼ヘソ釘参考サイト
13~15ミリ以上だと、開いていると言えます。
重要ポイント2 『風車とヨロイ釘』
スタートチャッカ-に向かう玉が一番初めに脱落するかどうかの通貨ポイントです。
風車とヨロイ釘の調整がマイナス調整だとここで玉がポロポロこぼれてしまいます。
ポロポロこぼれることから『こぼし』とも呼ばれています。
風車は盤面左側についているものを見てください。
風車は8~9時の方向に向いている状態が良いです。
風車の釘を見るときは上から覗き込むように見ると分かりやすいです。
風車の上周辺をよろい釘といいます。
玉がスタートチャッカーに流れやすいように、液晶画面側に向いていれば良い状態です。
▼ワンポイントアドバイス
新台入替やイベントの時などで、釘を見る時間がない場合は、ヘソ釘よりも先に風車釘を見てください。
ここがマイナス調整だと、ヘソ釘が開いていても安定して回らなくなります。
始めは回っていたのに、後から回らなくなったという時があると思いますが、ほとんどがこのこぼし部分に原因があります。
重要ポイント3 『スルーチャッカー周辺釘』
スルーチャッカーは、玉が通りやすい状態が良いです。
スルーチャッカーは、電動チューリップの抽選をする部分です。
確変突入時に持ち玉が減るか増えるかは、スルーチャッカーの通り具合によります。
『入賞口R数変動』がある機種(CR新世紀エヴァンゲリオン~使徒再び~)ですと、スルーチャッカーの釘を閉められると電チューからの玉の入りが悪くなり
スタートチャッカーから玉が入ると2R突然確変から15R確変にアップしないので、全く連チャン性のない台になってしまいます。
特に等価交換の店では、絞っている可能性が高く玉が減る原因となりますので注意して見る必要があります。
▼ヨロイ釘参考サイト
重要ポイント4 『道釘』
風車で振り分けられた玉がスタートチャッカーに到達するまでに必ず通過する部分です。
途中で釘が途切れていて玉がこぼれるところを「こぼし」といい、こぼしの間隔が狭く、玉がこぼれにくい調整ほど良いです。
道釘が全体的に下がっていると玉の軌道がおかしくなり、回転数の低下の原因になります。
等価交換になると、素人の方に分かりにくい程度に釘を下げています。
よく見ると分かりますので注意して見てみてください。
▼道釘
重要ポイント5 『ジャンプ釘』
スタートチャッカーの横に位置する釘のことです。
道釘を通過してきた玉が、この釘にぶつかって跳ね上がり、スタートチャッカーに入りやすくなるのです。
ジャンプ釘はやや上に向いている状態が良いです。
▼ジャンプ釘参考サイト
重要ポイント6 『アタッカー周辺釘』
アタッカー周辺は両脇に玉がこぼれにくい状態が良いです。
アタッカー周辺の釘調整により出玉量が基本データの玉数と大きく異なってくることもあるので、等価交換に近い換金率の店ほど出玉の絞りが厳しいので、チェックが必要になってきます。
重要ポイント7 『ワープルート入り口』
ワープルート入り口が上にある場合はヘソ釘と同じように、開いて斜め上向きが良い調整です。
ワープルート入り口が左側にある場合は上の釘が右向きで、下の釘が左向きになっていると良い調整です。
換金率3円以上のホールは、ほとんどの店がワープルートをプラス調整にしていないので、本ルートでボーダーライン以上回れば気にすることはありません。
これらの釘が全てプラス調整の台は、ほとんどありません。
釘師が特に調整する部分は、「命釘」・「風車」・「よろい釘」・「スルーチャッカー」の4点です。ですから、初めはこの3つの部分だけでも見ることが出来る様になれば、釘調整が良いか悪いかがだいたい分かるようになります。
良い釘調整で、たまに釘のバランスが悪く回らないことがありますが、悪い釘調整で回ることはほとんどありません。
ですから、悪い釘調整の台は打つ価値がないと言えます。
「これは良い釘調整だな」と思ったら1000~2000円試し打ちをすると良いでしょう。
ボーダーラインよりプラス4回転以上回る様であれば、優秀台とゆうことになります。
私は釘を見ただけで、1000円あたりの回転数がある程度わかります。
このレベルになるのに3ヶ月掛かりません。(私の場合は、約1ヶ月で見れる様になりました。)
個人差はあると思いますが、真剣にやれば1ヶ月でも十分習得できます。
見ただけで、回転数が分かるようになれば、無駄な投資を避けることが出来るので、リスクが減少します。
パチンコに釘が存在する限り稼ぎ続けることが出来ると思いますので、釘の見方を覚えてください。
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