パチンコの確率を理解する
大当たりを抽選するときの確率は、機種ごとに異なっています。
まずは確率をわかりやすく理解していただくために、サイコロで説明することにします。
サイコロの確率は1/6です。
1の目が当たりとしたとき、確率から考えると6回サイコロを振れば1回は当たる計算になります。
しかし、6回サイコロを振れば100%1回は当たりを引けると思っている人はまずいないでしょう。
3回しか振ってないのに2回当たったり、30回振っても一度も当たりを引けないことも実際にあるはずです。
こういった偏りは、確率のムラと呼ばれています。
パチンコにおいては、この確率のムラがあることを忘れてはいけません。
では、サイコロの例で当たりが5回連続で出たとして、次に当たりを引ける確率はどうなるでしょう。
もちろん、ほとんどの人が確率は変わらない、1/6であると答えるはずです。
こういった次の確率が過去の結果に左右されないことを独立事象といいます。
ですが、このサイコロを振る回数を100回、1,000回、10,000回と増やすと徐々に1/6の確率に近づいてくるのです。
こういった確率の収束を大数の法則といい、この条件を満たす確率を完全確率といいます。
ギャンブルにおいてこの考え方当たり前のことですが、実際に理解して実践している人はほとんどいないと思われます。
パチンコやスロットにおいて、この完全確率という考え方は覚えておきましょう。
完全確率を理解できるようになれば、パチンコの見方が変わってきます。
パチンコの確率も同じで、サイコロの確率の延長線上にあると思ってもらえれば、わかりやすいと思います。
例えば、1/300の確率で大当たりする機種があるとします。
300回転まわしたからといって、必ず当る訳ではありません。
100回転以内で当たる時もあれば、1000回転回しても当たらない時もあります。
しかし、多くの回転数を回した時、大当たり確率は1/300に近づいてくるのです。
仮に1回サイコロを振るごとに1000円払い、当たり目を出たら6000円獲得できるルールで賭けをしたら勝てるでしょうか?
当たり目を引ける確率は1/6ですから、確率上はプラスマイナスゼロの計算になります。
このように当たり確率を計算し、勝ちもせず負けもしないプラスマイナスゼロのラインをボーダーラインといいます。
では1回振るのに600円払う場合はどうでしょう。
6回振っても3600円で6000円ー3600円で、2400円の浮きがでます。
そのため、誰もが挑戦してみようという気になるはずです。
しかし、1回振るごとに1400円払う場合ならどうでしょう。
大抵の人はやってみようという気にはならないと思います。
なぜなら、6回引くと8400円払うことになり、6000円ー8400円で2400円の損をするからです。
損得だけで考えるなら、やらないほうがいいでしょう。
ですが、興味を持っている競馬や宝くじなどの公営ギャンブルに関しては、まさにこのサイコロの例でいう1400円を払っているのと同じように、手を出すだけで損をするものばかりなのです。
パチンコもただ適当に打つだけでは勝てないギャンブルです。
パチンコ店も商売ですし、利益を得るために経営しています。
人件費や機械代、土地代などは当然お客からのお金で成り立っています。
そういった面では他のギャンブルと同じですが、決定的に違う部分があります。
それは数多くある台のいくつかには優秀台(確率的に勝てる台)があることです。
手を出せば損をする他のギャンブルとは違うのです。
このボーダーラインによって長時間打ち続ければ、勝つか負けるかを判断することができます。
ですから、よくパチンコ専門誌に載っているボーダーライン表はとても重要なのです。
ボーダーライン表には、いろんな数字が並んでいるので難しく考える人がいますが、要は1000円で何回まわるかの基準数値なのです。
1000円分の玉を打った回転数がボーダーライン表に書かれている数値を上回っていれば優秀台、つまり勝てる台ということになります。
パチンコ台の上についているデータ表示機で打ち始めの回転数を覚えておいて、1000円分を打ち終わった時点で回転数をチェックします。
ボーダーラインより回転数が上回っていればOKでです。
私の場合は、期待値が2万円以上の台を探して打っています。
30日打ち続けられれば、2万円×30=60万円の収支が見込めるという訳です。
このように期待値のある台を打ち続けることで勝つことができます。
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