6号機の機能と特徴

6号機の機能と特徴

 

 

■概要(ウィキペディア参照)

5号機より検定基準が厳しくなり、短期〜長期出玉率各項目の上限が抑えられたほか、新たに1600Gの短中期出玉率が加えられて出玉性能が更に制限された。

また、ノーマル機におけるボーナスゲームの最高払い出し枚数も5号機の最大480枚から最大300枚に規制強化されており、獲得枚数は1枚掛けの場合、280枚が最高となる。

5.9号機時代の内規として採用された有利区間の概念も引き継がれ、一回あたりの有利区間の長さは最長で1500G、出玉は最高で2400枚の制限が新たに追加されている。

 

一方で、5号機時代の自主規制が一部撤回され、AT機の開発が可能になり、1G当たりの純増枚数制限が2.0枚から無制限となったほか、通常区間と有利区間の滞在区間比率が撤廃されたため、遊技の大半を有利区間とすることにより天井機能が復活した。

これにより、一撃の出玉には制限はあるものの、5号機時代より短時間でまとまった出玉を獲得することが出来るメリットもある。

さらに、有利区間終了後の通常区間から有利区間へ移行した後の滞在区間を引き戻しゾーンに利用することで、理論上は一撃2400枚以上の出玉を獲得することが可能である。

 

6号機は業界内外からの期待を持って登場したが、
初当たりが重いために初当たりまでの初期投資が多い割には出玉性能が低下したので、
低設定だと5号機以上のハマりは日常茶飯事で、
5.5号機時代からの悪い流れを解消出来なかったため、
一部の機種を除いてユーザーからの支持は得られていない。

 


 

■歴史

▼6号機初期

初めての6号機として登場した「HEY!鏡」は、1Gあたりの純増枚数が最高でも3枚であった5号機のATと比較し、1Gあたり5枚と発表され注目を集めた。

しかし、後述の短期出玉率上限に抵触しないよう、AT引き戻しゾーンでは出玉が減少し、トータルで判断すると1Gあたり2枚程度に落ち着いている。

6号機初期には、このような瞬発力のあるATゾーンと出玉が減少する出玉減少区間を繰り返す台が見られた。

 

その後、2019年3月に大都技研より登場した「Re:ゼロから始める異世界生活」で1Gの純増枚数が8枚と、4号機時代に匹敵するような超高純増機が登場。

この機種ではATと出玉減少区間はなく、一度大きく上乗せをすれば300Gあまりで有利区間を完走できる(2400枚を獲得出来る)機種として人気となった。

しかし、有利区間開始ゲームからの100〜200ゲーム間前後は当選すら不可能な無抽選区間を設置しており、これを出玉減少区間と兼ねるかたちで設置して克服している。

 

このほかに、ATの種類に応じて押し順ナビ発生率を変えて純増枚数のスピードを変える「純増変動型AT機」も登場。

このタイプでは、出玉減少区間や無抽選区間なしで、高純増ATを実現している。

 

▼低ベースAT機

6号機のAT機は、長期出玉率の下限規制をクリアするためにコイン持ちが千円ベースで50回転の高ベース機が多いが、一部では5号機時代のゼロボーナスとアクセルATを応用し、千円ベースで35〜40回転前後の低ベースAT機も登場している。

これらの台は、「ペナルティボーナス」を搭載することで、長期出玉率17500G下限60%をクリアしている。

ペナルティボーナスは、一部のリールフラグで当選しやすく、ペナルティボーナス中はコイン獲得と減少区間を繰り返し、規定枚数獲得で終了する。

 

 


 

▼AT機以外のノーマル機、ART機

前述の通り、5号機時代よりボーナスゲームの払い出し枚数が減少しているため、5号機がホールに残る2020年現在において6号機のノーマル機やART機はごく僅かにとどまっている。

 

▼6.1号機の登場

高ベースAT機が軒並み不評だったこと、低ベースAT機のトラブルが頻発したことから、6号機の問題の是正を目的に、6号機の仕様から一部改訂された6.1号機が制定された。

主な改訂内容はペナルティ規制の緩和、リール・ボタンの演出の緩和、擬似遊技の復活等である。

これにより、前述のペナルティボーナスを搭載する必要がなくなる低ベースAT機の開発も可能となった。

6.1号機の最初の機種は、2020年8月にホール導入される
『[戦国コレクション4』(コナミアミューズメント)である。

 


 

■主な仕様上の特徴

▼風営法による出玉率規制による影響

▼短期出玉率400G上限220%による影響(5号機は300%)

ノーマル機の払い出し枚数の大幅低下。

AT機の純増枚数に影響し、高純増AT機ほど影響を受ける。

低純増AT機には影響は少ない。

 

高純増AT機では短期出玉率と後述の短中期出玉率をクリアするために出玉減少区間を設置してバランスをとっているが、出玉減少区間による出玉低下がユーザーに不評だったため、有利区間開始ゲームからの100〜200ゲーム間前後は当選すら不可能な無抽選区間を出玉減少区間と兼ねるかたちで設置して克服する台も登場している。

一部機種ではATの種類に応じて押し順ナビ発生率を変えて純増枚数のスピードを変える「純増変動型AT機」がある。(例えば、基本は低純増で疑似ボーナス中のみ高純増など。)

この場合、出玉減少区間や無抽選区間なしで、高純増ATを実現できる。

 

▼短中期出玉率1600G上限150%による影響(5号機は設定なし)

AT機の一撃獲得枚数に大きく影響。

有利区間の数値はこれに基づいた仕様となっている。

 

一撃獲得は最大でも2000枚前後で、実際の獲得枚数はさらに下がる。

有利区間内での最大獲得枚数が2400枚に設定されているのはこのためである。

 

▼長期出玉率17500G下限60%による影響(5号機は55%)

6号機のAT機はペナルティボーナス搭載機種を除き、千円ベースで約50G回転前後と5.9号機と比べてコイン持ちが良い高ベースAT機となっている。

初当たりが重い割に獲得枚数が少ないという5.5号機以降の悪い流れをそのまま引き継いでいる。

 


 

■内規による影響

▼有利区間の概念による影響

5.9号機時代に採用された有利区間の概念は当初から大不評で、出玉制限と当選ゲーム数青天井の元凶となっていた。

6号機では短中期出玉率1600G上限150%によって一撃2400枚獲得は不可能なので、制限という名の救済措置という意味合いが強い。

機能は5.9号機時代のものを一部改訂した上で踏襲している。

 

機種によってはボーナス当選後も有利区間を引き継ぐものもある。

これにより、『パチスロ魔法少女まどか☆マギカ』(メーシー)の「穢れシステム」に近似したシステムのメリットが無くなる。

当初からこのシステムを潰すことが導入目的とされている。

 

▼天井機能復活による影響

天井による恩恵は機種にもよるが、純増枚数と残り有利区間ゲーム数と出玉制限も考慮する必要がある。

大抵の機種は有利区間移行後700G〜800G前後に設定されている。

また、有利区間引き継ぎに対応した機種の場合は1000G付近で天井ボーナスないし天井CZが当選するものが多い。

 

有利区間の残りゲーム数が限られることもあり、全体的に5号機時代と比べてメリットは少ない。

初当たり確率が設定差によって大きなバラツキがあり、高設定では早いゲーム数で当選しやすく6号機特有の安定した出玉性能となっている。

低設定では5号機以上に重い初当たり確率に加えて天井ゲーム数まで行きやすいが、設定1はAT初当たり確率が最も重たいので1日を通してAT当選は稀であるが、AT当選時の有利区間完走確率が高い機種が多い。

対して、設定2はAT初当たり確率が重く、AT当選しても出玉獲得が非常に少ないため、絶望的な仕様となっている。

 

スロットの有利区間とは

 

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